ALWAYSだ

三丁目の夕日」を観る。246沿い、ちょっと入ったところの映画館。座ってるだけで、泣けてきそうな場所。で、泣けてくるんだが、どうも泣き前立腺みたいなのがあって、そこを押されてる感じ。雑誌では、もっと穏やかな住人だらけなんだが、派手目な脚色がほどこされていて、出来過ぎ感はちょっと残るかな。あの時代は、もっともっとスモールワールドで、先は明るかった。立派なお話なんて無くて、その分幸せだったような気がするが。白組の力はすごい。そして近所の年上飲み賢人に電話して一緒に飲む。ちょっと前に同じ映画館で観たそうだ。この映画を観るならここしかないなあ。私が生まれた町には2軒の映画館があった。洋画と邦画に分かれていて、よく洋画館のほうに子供の頃行った。大人になる頃には1軒になってしまい、ピンク映画館になった。土曜日のオールナイトに、近所の連中とよく行ったものだ。ウイスキーの小瓶持って3か4本立て。便所の匂いがした。朝明るくなって家に帰る。この映画館はそれよりはるかに条件がいいが、なかなか過去を思い出させてくれる映画館だ。これぞぬるま湯に浸かってる感じ。で、話がはずんで、またしても飲み過ぎた。